これからの伝道 (1)

 教会と伝道という課題においてどうしても克服せねばならぬ問題があります。すでに久しい以前から、教会が使用している「コトバ」と、教会を取り巻く社会が使用している「コトバ」が共通言語でなくなっている実態がありました。要するに「教会にとって価値あるもの」は「福音を聞く者にとっても価値があるもの」という前提がなくなっていたのです。それにもかかわらず伝道の名のもとに「教会のコトバの価値」は「この世のコトバの価値」に勝るのだから、この世から教会に来たものは使用する言語を「教会のコトバ」に切りかえよ、という要求を重ねてきたのです。そこでは、通じる対話が失われてしまいます。もともと共通の言語を使っていないのですから、どちらに価値があり、どちらに価値がないかという価値判断はできないはずです。このように教会が伝道するときにその前提条件である「コトバの交換的価値」に変化が起こっていることに気づかずに伝道を続けている実態があります。そこで必要になるのは新しい伝道論です。キリスト教会の持っている既存の価値観を押しつける「回心要求型」の伝道論ではなく、福音を語る者と聞く者が、神の前で神の美しい御業を共にほめたたえる伝道論です。このホームページでは、新しい伝道論の紹介とその実践の報告を掲載していきます。

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